マドリード北朝鮮大使館襲撃の裏に秘密組織あり WP報道

2月末に起きたマドリッドの朝鮮民主主義人民共和国大使館襲撃事件の背後には、北朝鮮の現体制に抵抗する秘密組織「千里馬民防衛」(別名「自由朝鮮」)の存在があったことがワシントンポスト紙の消息筋情報で明らかにされた。
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ワシントンポスト紙の消息筋は「千里馬民防衛」の目的について、金正恩氏とその専制体制の転覆と明言している。

3月、「千里馬民防衛」は北朝鮮市民に対し、いかなる手段を用いてでも国の内外から政権との闘いを行おうとする呼びかけを行っていた。同組織は、現在の金正恩体制転覆後に起動させる臨時政府をすでに樹立している。

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「千里馬民防衛」は米国とも、いかなる国の政府とも関係を持っていない。米国特務機関もマドリッド大使館の襲撃事件が2月27日に実施の第2回米朝首脳会談の直前に起きたため、「殊更好ましくない」とコメントしていた。

「千里馬民防衛」が活動を開始したのは2017年、金正恩氏の義理の兄の正男氏がマレーシアで暗殺された後、正男氏の息子、漢率(ハンソル)氏を米国、オランダ、中国の力を借りて安全な場所に移している。

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