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IBMはフリッカーの公開データベースから約1億枚の写真を用いたことを隠していない。フリッカーには無料で使用できるクリエイティブ・コモンズのタグが付けられた写真がある。IBMはそうした写真を収集した。だが、顔認証システムの学習というデリケートな問題は考慮していなかったユーザーもいる。
サイバーセキュリティやテクノロジー倫理の専門家は、多くの投稿者や被写体が顔認証システムの学習のための写真利用に賛成しないだろうと見ている。同社が2001年の米同時多発テロを受けて、ニューヨーク市警察に特定の肌や髪色を監視カメラ映像から探せるようにする技術を売却したことなど、市民の自由侵害で批判を受けているためだ。
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