タラソワ/モロゾフ組は20日のショートプログラム(SP)で世界記録を更新。だが緊張に打ち勝ち、フリーで首位を維持することはできなかった。モロゾフ選手は次のように語った。
「昨日、コンディションを整えることは簡単ではありませんでした。朝早くのスタートで、午前7時には持ち場についていました。早めに寝る必要がありました。そうでもしないと、不要な考えが色々と頭の中に入ってきましたから。1日目の試合後は血中にアドレナリンがありました。眠りにつくのは難しく、今日の睡眠時間は多くありません。ですが、これが何らかの形で滑りに影響したとは言えません」
「日本の歓迎はいつも良く、観客は素晴らしい。日本人ファンのみな様、ありがとうございます。彼らが大会に出場するほぼ全ての国の国旗を持って訪れることは、とてもユニークです。どの国であっても選手の出場後には、日本人の観客は必ずその国の国旗を揚げます。これは本当にすごいし、クールです。私たちは日本での出場が好きです」
ザビアコ/エンベルト組は銅メダルに非常に満足していた。さいたまスーパーアリーナで開催中の世界選手権は、彼らにとって怪我のあとの復帰第1戦だった。怪我のため、彼らは欧州選手権を見送った。エンベルト選手は次のように述べた。
「良い気持ち、良いコンディションで、今日は十全な満足感を得ました。評価を聞かずとも、私たちはトレーニングと大会中に全力を尽くしたことに満足して、幸せでした。滑っている最中でさえ満足感を得ようとしていましたし、それは成功したように感じます」
「この試合はまるでホームでした。ロシア国内ではフィギュアスケート人気はとても高く、強く支持されています。ですがロシアでは連帯感から自国選手を応援します。一方ここでは、日本人ファンは全員を応援します。中国組も、ロシア組も、それにシングルの日本人選手も、ロシア勢も。人々がフィギュアスケートを愛し、注視し、理解していること、国を割り振る何かしらの原則からではなく、ただ選手を応援しているということは、とてもすごいことです」
「日本人ファンは他国旗も揚げる。これはすごい」= ロシア組 世界フィギュア
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