グーグル、ストリーミング型ゲームサービス「スタディア」発表

米グーグルは19日、毎年恒例のゲーム開発者向けイベント「GDC(ゲーム開発者会議)」で、新たなゲームサービス「スタディア(Stadia)」について発表した。同サービスを用いることで、スマートフォンやタブレット、パソコン、さらにテレビでも、高度な動作環境を要求するゲームを始めることが可能になる。このために何かのダウンロードやインストールが求められることは全くなく、インターネットへの接続のみが必要となる。演算はグーグルのサーバーで行われ、ユーザーのデバイスは既に出来上がった映像を受け取るのだ。
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スタディアは、グーグルのブラウザー「クローム」をサポートしているデバイスで利用可能で、4K解像度とHDR技術にも対応する予定。

同社では、スタディアで提供されるゲームについて、1秒当たり60コマを表示することが可能で、これにより一層滑らかな映像が確保されると明言している。このフレームレートの数値は、いずれも家庭用ゲーム機であるプレイステーション4(PS4)やエックスボックス・ワンと比べて2倍大きい。

グーグルの複数の代表者による話では、4K解像度と毎秒60コマのフレームレートに対応したゲームが安定して動作するためには、およそ毎秒25メガビットの転送能力を持つインターネット回線が必要となる。

そのほか、サービス利用者は様々な複数のデバイスの間で接続を切り替えることができる。スマホでゲームを開始した後、テレビに移行してプレイを続け、ノートパソコンで終了することも可能だ。その際、ゲームの進行データが失われることはない。保存内容がクラウド上で同期されるのだ。

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