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研究者たちは、14人のボランティアをMRI(核磁気共鳴画像法)で検査し、その後、それぞれに2枚の絵を見てもらった。1つは赤の横縞で、もう1つは緑の縦縞だった。
実験参加者には、絵の内どちらかを選択してもらい、対応するボタンを押してもらった。その選択のために20秒間与えられた。
脳の活動を追跡することによって、神経科学者たちは脳の4つの分野の兆候を発見した。これらは、各ボランティアがどのような決断を下すかを事前に示した。
研究者たちは、その人が選択する11秒前に、どのような選択を行うかを予測することができた。
研究者によると、人は何か決定を下すにあたって、選ぶという行為に先行し、無意識の脳活動にもとづいて行動する。
意思決定プロセスをより正確に理解することは、人々の直接的な心のコミュニケーションの研究をはじめ、麻痺状態の人々がコミュニケーションをはかるための技術開発に役立つ。
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