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トランプ氏はホワイトハウスで、イスラエルのネタニヤフ首相との会談中に声明を出した。
トランプ氏は「これは数十年前に起こるべきだった」との認識を示した。
ロシアのラブロフ外相はポンペオ米国務長官との先の会談で、「ゴラン高原に対するイスラエルの主権を承認しようとする米国の意図は国際法の大きな違反につながり、シリア危機の解決の妨げになり、中東全域の情勢を悪化させる」と批判していた。
ロシア上院は、ロシアが米国の決定を承認しないという声明を出した。
ロシア外務省のザハロワ報道官は、米国によるゴラン高原に対するイスラエルの主権承認が国際法に逆行しており、中東における緊張関係悪化の負のスパイラルを招きかねないと批判した。
ゴラン高原は中東に多くある係争地のひとつで、すでに半世紀イスラエルが実効支配している。1944年〜1967年はシリアに帰属していたが、第三次中東戦争中にイスラエルが占領し、併合。国連安全保障理事会は併合を違法だと認めた。イスラエルもシリアもゴラン高原を自国領土の一部だと考えている。
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