自発的に孤独を求める未成年者たちが、常にうつ病を発症するわけではない=調査

米カリフォルニア大学の心理学者たちは、孤独は常にコミュニケーション上の不安やうつ病の原因となるわけではないことを調査で明らかにした。それどころか、孤独は若者にとって有益となる可能性さえある。医学誌『ジャーナル・オブ・アドレセンス(Journal of Adolescence)』が報じた。
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研究者たちは、社会的ネットワークを通じ、 絶え間なくコミュニケーションをとる現代社会において、 孤独に対する若者の志向が、 実際に彼らがうつ病となる傾向の証拠となるかについて調査した。 そのために研究者たちは、 18歳から25歳までの803人の若者と、 平均年齢が16歳の未成年者176人を対象にアンケート調査を実施した。アンケートの回答にもとづき、研究者たちは、 コミュニケーションの際に生じたやむを得ない不安と、自発的な孤独を分けることを望んだ。

アンケート調査の結果、コミュニケーション時に感じた否定的感情から孤独を求める人々は 、実際にうつ病のリスクにさらされていることが判明した。静かに考えることで自分自身と向き合うことを望む人には、心理的な問題は発生しない。研究者たちは、 反対に若い人たちにとって孤独は、自分自身をよりよく理解するためのよい機会になる可能性があると考えている。

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