スプートニク日本
サンティアゴ大司教区は、裁判所の決定に異議を申し立てる意向はないとし、決定は「正義と教会の信頼を回復する過程における重要な一歩」として考えていることを発表した。
昨年9月、ローマ法王フランシスコはカラディマ神父の聖職を剥奪した。同神父の事件が、昨年初めにローマ法王がチリを訪問した際に勃発した大スキャンダルのきっかけとなった。
ローマ法王フランシスコは、カラディマ神父の児童性的虐待を隠蔽した疑いが持たれていたチリのフアン・バロス司教に対する非難は中傷だとして司教を擁護したが、その後、自身の発言に対して謝罪した。
チリのカトリック教会は過去数年間にわたり、児童に対する不適切な行為で非難された聖職者らをめぐる複数の大規模なスキャンダルに見舞われた。昨年5月中旬には、司教34人がローマ法王に辞任を申し出た。