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著者のマイケル・ペック氏は米戦略予算評価センター(CSBA)の研究結果を紹介。その研究は、ロシアがNATO介入前にエストニア、ラトビア、リトアニアの一部を手に入れることができるという前提からはじめている。
その予測は「限定戦であっても欧州大陸でロシアに敗北すれば、その結果は同盟の結束にとって致命的になり得る」と続ける。
ロシア政府は地の利がある。バルト三国からロシアの基地や補給線は近いという。
同研究によると、NATOが同盟国防衛に失敗すれば、米国が同盟国に出している安全保障上のコミットメントへの信頼性が大きく傷つき、欧州は地政学的に変化する可能性がある。
こうしたシナリオを防ぐため、研究ではポーランドを東欧防衛の要所にする「防衛計画」を提案する。
具体的には、同誌によると、ポーランドへの実質的な米軍の師団駐留を呼びかけている。
現在、ポーランドでは4〜5千人の米兵が駐留している。
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