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カフェ「アスタマニア」の責任者であるドミトリー・スクヴォルツォフ氏は仕組みを説明した。
「このシステムは喜び、悲しみ、疲労、驚きなどの感情を識別し、その感情に適した数種類のドリンクをバリスタに伝えます。バリスタはそれをお客様に提案します。例えば、もしお客さまが疲れているようでしたら、元気になるようにエスプレッソのダブルを提案します。あるいは、お客さまが嬉しそうでしたら、その気持ちが続くようにエスプレッソに温めて泡立てたミルクとバニラ・シュガーを加え、さらにオレンジの風味をつけた『オレンジ・ラフ』をバリスタは勧めます。現在はフォーカス・グループで研究を進めており、以降はニューラルネットワークが自動的に学習していきます」
AIは、特定のドリンクの需要予測にも役立つと見られる。システムが天気、曜日、近くで行われているイベントなどの要素を考慮して来客数を予測することで、カフェが効率良く機能するよう促進すると期待されている。
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