ルーブル・アブダビ、世界最高額で公開を喧伝した作品の「居場所わからない」

アラブ首長国連邦(UAE))アブダビにある美術館「ルーブル・アブダビ」の職員は、レオナルド・ダビンチの名画「サルバトール・ムンディ」(救世主)がどこにあるかわからないと明らかにした。同館は以前、同作の公開を無期限延長していた。米紙ニューヨーク・タイムズが報じた。
この記事をSputnikで読む

スプートニク日本

同作は芸術作品で史上最高の4億5千万ドル(約500億円)で落札された。ニューヨーク・タイムズによると、昨年9月、ルーブル・アブダビは公開を「原因を発表せず」に中止した。

アブダビ文化観光局は質問への回答を控えた。だが同館職員が匿名で同紙に明かしたところ、彼らには「キャンバスの居場所に関する情報がない」という。関係筋は、パリのルーブル美術館も同作の「場所を特定できなか」った。

​​フランス高官は、展示を予定していたレオナルド・ダビンチの没後500年に合わせた展覧会までに絵画が発見されるよう願っている。「救世主」は長い間失われたと考えられていた。2017年、個人のコレクターがオークションハウスへの手数料込みで、4億5千万ドルで落札した。

ニューヨーク・タイムズは落札者がサウジのバデル王子だと報じている。UAE政府は落札者の情報を明かしていない。

関連ニュース

天才の視線 ダビンチの目の異常、傑作の数々を生む助けに【写真】

コメント