北朝鮮の反体制集団「大きなことに向け準備」

スペインのマドリードにある朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)大使館に対する2月の襲撃事件の犯行声明を出しているグループ「自由朝鮮(千里馬民間防衛)」は31日付の声明で、同グループが「大きなことに向け準備を整えつつある」と発表した。
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マドリードの北朝鮮大使館襲撃、金正恩氏に反対する団体が関与を認める
声明では、「我々は今、大きなことに向け準備を整えつつある。それまでは、嵐の前夜の時のように沈黙を守っていく。どうか忍耐の心を持ち、我々が作り出す新たな驚くべき出来事を支持してほしい」と述べられている。

自由朝鮮は、2月22日に発生したマドリードの北朝鮮大使館に対する襲撃事件への関与を認めている。襲撃には、全体で10人が参加。この中には、米在住でメキシコ国籍のエイドリアン・ホン・チャン氏(同グループのリーダー)や、米国籍のサム・リュウ氏、韓国籍のウー・ラン・リー氏が含まれている。

捜査資料によると、襲撃犯のうち3人が北朝鮮の駐スペイン臨時代理大使を別室に連れ去り、代理大使が「自分の国を裏切ることはしない」と述べると、その両手を縛って頭に袋をかぶせた。数時間にわたって、襲撃犯らは複数の職員に対し、両手を縛った上で殴打しながら拘束し続けた。襲撃グループは大使館の建物から逃走した際、コンピューター2台やハードディスク2台、複数のフラッシュドライブ、携帯電話1台を持ち去ったという。

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