英議会、EU離脱代替案を再び全て否決

英議会下院は1日、同国の欧州連合(EU)離脱の条件を定めた英政府・EUの離脱協定案に代わる複数の代替案について投票を行ったが、3月27日の前回に続き再び全て否決された。
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今回、審議に付されたのは計4案。このうち最も多くの支持を得たのは、保守党所属のケネス・クラーク議員による案で、英国が関税同盟に残留するというもの。賛成票を投じた議員は273人、反対は276人と僅差だったが、可決には不十分だった。

英政府・EUの離脱協定案と関税同盟残留を目指す代替案の間で最終的な投票が今後、4日に実施されることになるとみられている。

英国のEU離脱を巡っては2016年6月、同国で国民投票が行われ、投票では大部分の英国民がEU離脱に賛成票を投じた。離脱協定案は英議会での承認後、2019年3月30日に発効する予定だったが、同案については現在に至るまで調整が続いている。

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