太古の四足クジラの化石、ペルーで発見

水かきのある足とひづめを持つ4本足のクジラの化石がペルーで発見された。英BBCが5日に伝えた。
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古生物学者らの見解によると、この体長4メートルの海生哺乳類は泳ぐことだけでなく、陸上を歩き回ることもできたという。

ベルギー王立自然史博物館のオリビエ・ランベール博士は、「今回の化石は、インドとパキスタン以外の場所でこれまでに発見された4本足のクジラの標本としては、最も完全なものだ」と指摘している。

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博士の話では、アジアにいた最も太古のクジラ目が南大西洋を経由してアメリカ大陸に到達したとする仮説が、今回の発見によって立証されたという。

ロンドン自然史博物館で太古のクジラを研究しているトラビス・パーク氏は、「彼ら(クジラ)は、ひづめを持つ小型の哺乳動物から、今日のシロナガスクジラにまで進化してきた。どのようにして彼らが複数の海洋を征服したのかを目にするのは、非常に興味深い」と述べている。

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