日本発ブランドのビズビム、約170万円のシャツ製作【写真】

日本のファッションブランド「ビズビム」は、商品製造に対する繊細なアプローチや、希少な素材の利用、小売業者を選定する際の極度の選り好みだけでなく、その製品の非常に高い価格でも知られている。同ブランドは今回、自らによる過去の水準を上回り、価格が1万5千ドル(約170万円)のシャツをこのほど製作した。
この記事をSputnikで読む

スプートニク日本

Free Edge Hyakunin-Isshu」との商品名がつけられた今回のシャツは、シワになりにくい絹織物のちりめんを使って製造されている。最も注目すべき点は、シャツに施されたプリント。型紙を利用する伝統的技法「型摺り染」を使って染められているのだ。今回ほどの高価格となっている主な要因は、まさにこの製造方法。つまり、それぞれのプリントが1つの色に当たり、そのような色が全部で11種類あるほか、それぞれのパターンが手作業で、しかも数十回にわたって染められるのだ。

​このような技術を使いこなせる人は全世界で僅か数人しかいないため、これらの職人への発注が重なると数週間、あるいは数カ月先まで順番待ちとなる。

今回のプリントは、100人の宮廷歌人による古典的作品を計100点収録した歌集『百人一首』をモチーフにして作り出されたカルタ遊び「歌ガルタ」を想起させる。

「Free Edge Hyakunin-Isshu」は、ビズビムの他の全ての商品と同様に数量限定で製作。今後3枚が欧州で、さらに3枚が米国で入手可能となることが明らかになっている。

関連ニュース

ザギトワ選手、プーマのアンバサダーに就任【写真・動画】

コメント