世界の土地不足を水上都市で解決へ 国連

急速な都市化は、都市部の人口過多を生み、これ以上土地開発ができないという状況を引き起こす。アミーナ・モハメッド国連副議長は、この問題の解決には水上都市が役立つだろうと指摘する。
この記事をSputnikで読む

スプートニク日本

現在、世界の人口の約56%が都市部に住んでいる。2030年までに、世界の人口の60%を都市部が占めるようになり、さらに2050年には68%に達する。モハメッド副議長は都市部の人口過剰と土地不足の問題への対策は、今の間に解決されなければならないと主張する。

火星の植民地化、今後実現せず マーズワン関連企業が破産
モハメッド国連副議長は、「私たちは、もはやニューヨークやナイロビのような都市を建設することはできない。自動車のためではなく人間のための都市を、そして海面上昇により水没しない都市を建設する時期が来ている」と語る。

水上都市を建設する際には、養殖業の開発や水耕栽培による農産物栽培、水上酪農場の建設なども予定される。

アミーナ・モハメッド国連副議長は、「水上都市は、革新的な都市計画と気候計画への一歩になる可能性がある」と強調した。

関連ニュース

コメント