沿海地方の「イルカ監獄」の動物たちの健康状態を学者らが語る

ロシア・沿海地方のスレドニャヤ湾にシャチややベルーガ(シロイルカ)が閉じ込められている所謂「イルカ監獄」の問題で、全ロシア漁業海洋学調査研究所・科学協議会のコーディネーターを務めるヴャチェスラフ・ビジコフ氏は、学者らが診察を行った結果、すべてのシャチやベルーガの健康状態は全体的に良好であると判断されたと発表した。
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「イルカ監獄」からのシャチやシロイルカの解放には数年かかる可能性がある=ジャン・ミッシェル・クストー氏
先に沿海地方のコジェミャコ知事は、「イルカ監獄」から原則的にすべての動物を解放するとの決定が承認されたと伝えた。
ビジコフ氏は「原則的にすべての動物を解放するという決定は、檻を開けて彼らを明日解放することを意味しているわけではない。動物たちは監禁状態で冬を越した。これは常に試練である。我々は健康上の問題をいくつか確認した。だが湾にいる動物たちは全体的にきわめて良好な状態にある」と述べた。

またビジコフ氏は「我々は1頭のシャチに歯の問題を、数頭のベルーガに外皮の問題を確認した。個別の治療とリハビリ計画を作成する」と語った。

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