原油価格、上昇 ブレント原油、5カ月ぶり高値 リビアでの紛争激化で

世界の原油価格は9日、緩やかに上昇している。なおブレント原油は前日、リビアにおける軍事紛争激化への懸念で5カ月ぶりの高値に達し、9日も同水準を維持している。
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米軍、リビアから撤退 情勢悪化で
日本時間14時44分の時点で、北海ブレント原油先物6月限の価格は0.01%高の1バレル=71.1ドル。前日、ブレント原油の価格は昨年11月12以来はじめて1バレル=71ドルを超えた。

WTI原油先物5月限の価格は0.11%高の1バレル=64.47ドル。

市場は、リビア情勢を注視している。「リビア国民軍」を率いるカリファ・ハフタル氏は4日、リビア国民軍に首都トリポリへの攻撃開始を命じた。トリポリには国際的な承認を受けている政府の拠点がある。

リビアでは2011年に同国のカダフィ政権が打倒され、カダフィ大佐が殺害された後、政治危機が始まった。リビア東部には国民によって選出された議会があり、首都トリポリには国連と欧州連合(EU)の支援を受けて形成されたファイズ・シラージュ氏が率いる国民合意政府(統一政府)がある。

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