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ブロニャシュ総裁は9日にワルシャワで開かれた記者会見で、「全体では74.29%の学校が無期限の抗議活動に参加している」と述べた。
総裁によると、ストライキが原因で、7万人を超える生徒らが卒業試験を受験できない可能性があるという。
一方、国民教育省は8日、ストライキに参加した学校数について、全体の50%を僅かに下回っていると発表している。
ストライキ開始から数日後には各学校の卒業試験が実施されることから、状況は困難なものになりつつある。試験実施は10、11、12、15、16、17の各日に予定されている。
ブロニャシュ総裁は「試験が実施されるのか否か、我々はまず第一に(この)質問をモラウィエツキ首相閣下に投げかけている」と述べている。
一方、シドゥウォ副首相は、ストライキを行っている教員らに対し、試験を受ける機会を生徒らに与えるよう呼びかけている。
現在の状況を受け、試験実施のために働く用意がある教員がポーランド全土で募集されている。