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ECHRの判決では、ナワリヌイ氏に課された制限は「政治的多元主義を抑圧するという目的を追求していた」と述べられている。
2014年2月、ナワリヌイ氏は自宅軟禁下に置かれ、自宅から出ることやインターネットや電話の使用が禁じられた。ECHRは、ナワリヌイ氏に対する制限は違法だと指摘した。
なおロシアのペスコフ大統領報道官はECHRの判決に驚きを表し、「同意することはできないだろう」と述べ、司法省がこの問題に取り組んでいると語った。
2014年12月、詐欺などの罪に問われていたナワリヌイ被告と弟のオレグ・ナワリヌイ被告は、化粧品会社イブ・ロシェ・ヴォストークと、キャッシュレス決済のビジネス分野でサービスを提供しているMPKから3100万ルーブル以上をだまし取ったとして有罪判決を受けた。ナワリヌイ被告には執行猶予付きの懲役3年6ヶ月、弟のオレグ・ナワリヌイ被告には懲役3年6ヶ月の判決が言い渡された。また2人には50万ルーブルの罰金と、MPKに400万ルーブル以上を支払うよう言い渡された。
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