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スーダンのバシル大統領が退陣した。現在、暫定会議の立ち上げに関する協議が行われている。11日、ロイター通信は政府内の消息筋からの情報を引用して報じた。
これより前、スーダン軍内の消息筋はスプートニクに対し、近いうちにも軍主導の新たな指導機関の創設を発表すると伝えていた。
レバノンのテレビ局アル=マヤディーンもこれに先立ち、スーダン軍が11日の緊急会議で同国のバシル大統領の全職務からの解任および政府解散を決定したと報じていた。アル=マヤディーンによると、軍は最長1年間の暫定期間をおき、この間に国家を主導する軍事評議会の創設を発表する。
スーダンでは、抗議デモが約4カ月続いている。デモはパンの値上げをめぐって始まったが、徐々にバシル大統領の退陣を求めるデモへ発展した。
バシル大統領はスーダンで30年にわたり権力の座にある。