エジプト、米国に対し「アラブ版NATO」への参加を断る

エジプトは、トランプ米大統領が進める「アラブ版NATO」として知られる中東戦略同盟(MESA)の創設に参加しないことを米国当局に通知した。
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ロイター通信によると、エジプトはこのような同盟を結ぶことでイランとの関係が緊張することを懸念している。

また2020年の大統領選挙でトランプ大統領が再選するかわからないという不確実性も理由の一つだという。エジプトは、トランプ氏が再選しなかった場合、MESAの存在が危機にさらされることを危惧している。

トランプ大統領の計画によると、新たな軍事・政治同盟MESAには、サウジアラビア、アラブ首長国連邦、エジプト、ヨルダン、トルコ、パキスタン、マレーシア、そしてアフリカのイスラム諸国が参加する。そのためこれは「アラブ版NATO」というよりはむしろ「イスラム版NATO」だ。約30カ国にMESAへの参加が呼びかけられている。

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