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ビジネスインサイダーは、ロシアはステルス技術に、中国はF35に使用されているF135機のエンジン構造に興味を持っている可能性を取りざたしている。墜落機の部材やシステムがどれだけ保存されているかは、海洋に墜落した際に受けた損傷と塩分によって変わってくる。
日米両国は海と空の両方から総力を挙げて救援捜索作業を繰り広げているものの、現時点では墜落機の機体の一部が数片が見つかっているのみで、最新のデーターにおれば機体そのものは水深1.5キロの海底に沈んでいるものとみられている。事故原因としては、1つにはパイロットの生命維持装置の酸素レベルが下がった可能性があげられている。
日本の航空自衛隊のF35A機は現地時間で4月9日19時30分、青森県三沢基地から東に135キロの地点で太平洋上でレーダーから姿を消した。墜落が起きたのは離陸して28分の時点で、パイロットには3200時間の飛行経験があり、そのうちF35Aの操縦時間はわずか60時間だった。墜落機は実は、初めて日本で組み立てられており、三菱重工の工場がそれを担当した。同機の軍備は2017年7月5日で、初飛行は同年7月12日だった。
今回の日本の空自のF35AライトニングⅡの事故はF35機では2回目のケース。最初の事故は2018年9月28日、米サウスカロライナ州でF35B機が墜落している。
F35Aの訓練飛行は特殊な無線中継器が作動して行われ、機体の位置はセイフティーモードで基地に伝えられる。
現在、三沢基地には12基のF35AライトニングⅡが待機しているものの、その使用は一時的に停止されている。
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