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公開された秘密
アサンジ氏が世界的に有名になったのは2010年。ウィキリークスが米軍のアフガニスタンとイラク戦争の作戦に関する機密情報や、グアンタナモ収容所の収容状況を公開したことがきっかけだ。米国務省の暗い側面の暴露は、同サイトに定期的に現れるようになった。
2012年にはアサンジ氏は全世界で追われていた。米国は盗み出された機密文書公開の疑いで、スウェーデンは婦女暴行で国際指名手配を出し、アサンジ氏が亡命を望んでいた英国はスウェーデンに引き渡そうとした。オーストラリア出身のアサンジ氏は在英エクアドル大使館に逃れることができた。
アサンジ氏は降伏せず
ウィキリークスの活動は続き、2014年には米国家安全保障局によるパン・ギムン元国連事務総長やドイツのメルケル首相、その他フランス、イタリア、イスラエル高官の盗聴を明かした。
亡命先から追放
今年4月11日、エクアドル政府はアサンジ氏の亡命権を取り消した。エクアドルのレニン・モレノ外相は、英ソールズベリーで起きたセルゲイ・スクリパリ氏の毒殺未遂事件に関し、アサンジ氏が暴露ツイートを投稿したことで、エクアドルと英国の良好な関係を脅かしたと非難した。アサンジ氏は現在、ロンドンの刑務所にいる。だが米国に引渡され、死刑判決を受ける可能性もある。
世界の反応
世界はアサンジ氏支持派と反対派に2分されたが、どうやら支持派の方が多いようだ。国連総会は、アサンジ氏の権利が国際基準に従って保護され、尊重されなければならないと表明した。ロシア外務省はアサンジ氏の起訴を、米立法機関および行政機関の行動に関する真実を明かす情報に対する米政治エスタブリッシュメント層からの報復だとの認識を示した。ハリウッドスターのパメラ・アンダーソン氏もアサンジ氏の米国への引き渡しに反対する請願書をインターネットに公開した。
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