露S400ミサイルは「NATOの悪夢」

ロシアの地対空ミサイル「S400(トリウームフ)」4個師団をトルコが購入すれば、北大西洋条約機構(NATO)にとって深刻な問題になりうる。独雑誌「Stern」でそうした見方が示された。
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記事によると、S400がシリアにわずか1部隊あっただけで、NATOはシリア上空のコントロールを失った。離陸が毎回、予測不可能なものになったためだ。

同誌は、トルコがS400を調達すれば、NATOからの依存度を大きく減らし、地域での影響力を強めると見る。

トルコ Su57の一番最初の購入者になるか
S400の正確な性能は明らかではない。だが同誌は、トルコが米国の地対空ミサイルシステム「パトリオット」よりS400を選んだという事実が、米ステルス軍用機を発見し撃墜する性能などの点でロシアがトルコを説得できたことを物語っていると指摘する。

また、S400はパトリオットの半分程度の価格だという。

Stern誌は、「ロシア大統領府にとって対空ミサイルはベストセラーである一方、NATOにとっては悪夢だ」と伝える。

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