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「犬をもらったのは本当に偶然なんです。私がこの犬種、秋田犬についての取材記事を読んで、いいなぁと思ったのがきっかけでした。それを日本の方が耳にされたようで、よかったら差し上げましょうとおっしゃられたんです。まったく予期していなかったので、私は大喜びしました。この話になる前、両親に犬を飼ってもいい?と聞いていたんですけど、答えは『五輪でいい演技ができたらね』と言われていて。」
ザギトワはマサルを連れて、犬の祖国の日本に行こうとしていると語った。ザギトワは日本で商業ベースのアイスショーで演じるが、そこでマサルもアイスショー・デビューを果たす計画があることを明らかにした。
「たぶんマサルもリンクに出ることになると思います。初めてリンクに出たとき、マサルはどうしてか走ろうとはせずに氷をなめていました。」
サギトワは五輪、世界選手権と重要な大会を控えた時期に一番重要だったのが体重管理だったことを明らかにした。
「五輪選手団の準備期間、すごくシビアに体重管理を行って、毎日、朝昼晩の3回、体重を図っていました。こうすることで体重を一定に保とうと必死だったのです。どうしてかというと100グラムでも余計につくと、これはもう増えすぎになってしまうからです。だから水さえ飲まず、体重計に乗る前に口に含むと吐き捨てていました。」ザギトワは厳しい一面を見せた。
ザギトワは司会者が、世界選手権の3か前まで自分の大会出場が取り消されても仕方ないと思っていたというのは本当かと尋ねられると、それに対して次のように答えている。
「これは辛い準備期間でした。そのとき一番大きな役割を演じたのがこの体重です。加えてジャンプもうまくいかなくなってしまって。それでもどうしてもロシアに恥をかかせたくなかった。だって私が演じるのは自分のためだけでなく、ロシアのためでもあるんですから。」
3月の日本のさいたまアリーナでのフィギュアスケート世界選手権でアリーナ・ザギトワ選手は堂々の1位を獲得した。
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