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パリの消防隊は炎を四散させるため、金属製の助っ人を信頼することにした。ロボットは、人命を危険にさらすことなく消火と情報収集を行うため、大聖堂の中に入った。パリ消防局のプリュス報道官は16日、ノートルダム大聖堂の火災が完全に消し止められたと発表している。
プリュス報道官はAFP通信に対し、「我々は、自分たちの努力を(大聖堂の建物の)外側に集中して消防士らを建物の外へ呼び戻し、彼らに代えてロボットを送り込んだ。このロボットは、火を消して身廊内部の温度を下げることが可能なものだ」と明らかにしている。
消火作業に参加したロボットは「コロッスス」と呼ばれている。フランスの企業「シャーク・ロボティクス」によって開発された。
このフランス初の消防ロボットには、起伏に富んだ地形を移動したり、有毒な蒸気を検出したり、火災を消し止めたりできる性能がある。また、温度センサーと赤外線カメラを通して情報を伝え、消防士を危険にさらすことなく装置の運搬、あるいは負傷者の避難も行うことが可能。8時間にわたる自律稼働を想定している。
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