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ルキヤノフ氏は今回の壁画について、「アイデアは(パリのノートルダム)大聖堂の火災をきっかけに生まれました。壁画は独自のテクノロジーに基づいて制作されています。このテクノロジーによって、まるで写真のような精密さで建物の壁面に絵を転写することが可能になるのです。本質的には、これは壁面で行うデジタル印刷だと言えます。私は自分の行動によって、文化的遺産となっている施設を保護することの必要性に人々の注意を引きつけたいと考えたのです」と話している。
ルキヤノフ氏が街頭で壁画を制作するのは、今回が初めてではない。全世界にある記念碑的な素晴らしい芸術作品や建築物の中には、復旧や修復が必要なものが少なくない。そのような作品や建築物はサンクトペテルブルクにも数多く存在する。ルキヤノフ氏と、同じくサンクトペテルブルクのアーティストである友人らによる構想では、より多くの関心と配慮を必要としている一連の記念碑的な文化的遺産を描いた壁画を、市内にある建物の壁や塀の表面に制作することが計画されている。
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