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4月22日はソ連建国の父、ウラジーミル・レーニンの149回目の誕生日にあたる。レーニンといえば、革命家、マルクス主義者、ボリシェビキ党員の指導者として活躍し、1917年の革命を成就に導いたことで世界的に知られており、モスクワ中心にある「赤の広場」には今日もなおレーニンの遺体が保管されている。
遺体の処置に関する議論はこれまでロシア社会を騒がせてきたが、今回は人権評議会のフェドートフ議長が物議をかもす発言を行った。レーニン廟を遺体の安置所ではなく、歴史博物館に再編すべき、という趣旨の発言を行ったのだ。レーニン廟誕生の経緯や、遺体の保管技術、そしてこの技術を考案した学者らを紹介する博物館に再編することで、観光客の理解を深めることが狙いだ。この点についてフェドートフ議長は、「国民の意見は十分に聞き入れなくてはならない」としながらも、博物館に再編することで「レーニン廟は20世紀の貴重な建築遺産として残り続ける」とした。
レーニン廟の扱いを巡って、政治家たちの意見は分かれている。共産党の議員は遺体の埋葬に強く反発する一方、与党の議員は埋葬論よりも重要な議題はいくらでもある、との考えを示している。
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