「部隊の動かし方を知らない」 米陸軍、軍曹らの訓練に問題

米ニュースサイト「ミリタリー・ドット・コム」は22日、国防総省筋の話として、米陸軍の様々な部隊に所属する軍曹階級の若手下士官について、至近距離での戦闘を行うために不可欠な資質を備えていない者が多数に上っていると報じた。
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専門家らによる複数の報告書では、これらの下士官について、戦場で自分の位置を判断する能力が低いと指摘している。

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さらに、陸軍下士官アカデミーに在籍する軍曹らの大部分には、地図とコンパスを利用した位置把握の基礎教程を通過できる能力がないことも判明。同サイトは、アカデミーでは数年前にコンパスや地図、分度器を使った教育が中止されたものの、訓練を受けていない状態であっても5点満点のうち4点の成績で査定に合格することが期待されていると指摘している。

また、複数の専門家によると、陸軍が他ならぬ歩兵の訓練に期待を抱いている一方で、これらのアカデミーにはしばしば、体力的に準備不足の若者が入学しているという。

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