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数人の記者やブロガーが先に、同スマホをテストした際に問題が発生したと語っていた。主なものとしては、いずれの見本も保護フィルムを取り除いた後にディスプレイが動作を停止したことが挙げられている。
サムスンでは記者らに対し、保護フィルムを取り除いてはいけなかったと説明。だが同社は、このことについて事前に警告していなかった。米ニュースサイト「ザ・ヴァージ」のディーター・ボーン編集長は、画面の折れ目に膨らみがあることについて問題発生前に気づいたと明らかにしている。
携帯用電子機器の修理と分解を手掛ける最もよく知られた企業の一つ「アイ・フィックス・イット」は、ギャラクシーフォールドを分解した結果、ヒンジ(蝶番)機構内にゴミの侵入を防止する仕組みがないことが画面損傷の原因となったとの結論に至った。同社では、同スマホについて、折り畳まれている状態では隙間にゴミが容易に侵入する可能性があり、スマホを展開した際、このゴミがもろいOLED(有機EL)ディスプレイに修復不可能な損害をもたらし得ると指摘している。
画面が損傷したとの報道を受け、サムスンはギャラクシーフォールドの販売開始日を無期限に延期。同機種には「さらなる改善が必要」と指摘している。
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