米国が北朝鮮2億円請求に署名か オットー・ワームビア氏医療費

朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)が、同国で拘束されていた米大学生オットー・ワームビア氏について、米国に医療費として200万ドル(約2億2000万円)を請求していたことがわかった。時事通信が米紙ワシントン・ポストの報道をもとに伝えた。
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報道によると、2017年にワームビア氏の米国送還前、米高官はトランプ米大統領の指示に従い、北朝鮮が要求した医療費支払いの誓約書に署名した。医療費が実際に支払われたかは不明。

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観光旅行で北朝鮮を訪れたオットー・ワームビア氏(22)は、平壌のホテルで宣伝ポスターを盗もうとした罪で2016年1月2日に逮捕され、15年の労働教化刑が言い渡された。北朝鮮当局は、ポスターを盗もうとした試みを「敵対行為」とみなした。ワームビア氏は北朝鮮で約15か月収監され、獄中で拷問を受けたとみられ、2017年6月13日に昏睡状態で米国に帰国した。北朝鮮当局は、ワームビア氏を「人道的見地から」釈放したと発表した。

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