6年前のビル崩落事故で救助活動の元ボランティアが自殺か バングラ

2013年にバングラデシュの首都ダッカ近郊サバールで起きた商業ビル「ラナ・プラザ」の崩落事故の際、救助活動に加わっていた男性が、事故から6年となった24日、自らに火をつけて死亡した。自殺とみられている。地元紙デイリー・スターが伝えた。
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この男性は、事故当時学生だったナウシャド・ハサン・ヒムさん(27)。同紙によると、搬送先の病院で亡くなった。サバールの警察署に所属する警察官は今回の事案について、自殺とみられるものの、死因を今後確かめる必要があるとし、死亡した男性については、世間と交わらないタイプの人だったと指摘しているという。

​死亡した男性が加入していた学生組織「バングラデシュ・チャトラ連合」のソイカト・マリク元会長は、ラナ・プラザの崩落事故が男性に影響を与えたと明かしている。

元会長は「ラナ・プラザ崩落の際、我々はボランティアとして活動した。その時以来、彼は以前の彼ではなくなっていた。彼は崩落事故で精神的ショックを受けたのだ」と述べている。

一方、ダッカ・トリビューン紙によると、男性は自殺前、自分の母親に電話していた。母親の話では、男性は精神的に落ち込んでいたという。

2013年に崩落事故が起きたラナ・プラザは8階建てで、崩落後には火災が発生し、この火災で約3700人が死傷した。このビルは半合法的に建設され、何らかの基準に従って建てられていたわけではなかった。ビルには5つの縫製工場のほか、3つの銀行といくつかのショッピングセンターも入居。後に判明したところでは、事故の主な原因となったのは、屋根の上に設置されていた4基の大出力発電機だった。発電機の振動が縫製機械の振動と組み合わさって、ビルの土台のひび割れを招いたのだという。

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