スプートニク日本
同紙は、「我々は最後の数周(最終段階)に入りつつある」「合意に達したいという願望を双方とも抱いていると私は考えている。我々は大きな前進を遂げた」とのムニューシン長官の言葉を伝えている。ただ、6月末までに交渉が完了するかどうかについては、長官は発言しなかった。
先に複数の中国メディアは、同国の習近平国家主席が、貿易合意に署名するため6月に訪米する可能性があると報道。この時までに貿易上の軋轢に関して双方が意見の一致に達することができた場合、訪米が実現するかもしれないと伝えられていた。
一方、米通商代表部(USTR)のライトハイザー代表とムニューシン財務長官は、米中両国間の貿易関係に関する交渉継続のため、北京に向け出発する。今回の交渉は30日に始まる。中国側からは劉鶴副首相が交渉を率いる。劉副首相はその後、5月8日から開始される追加協議のためワシントンに向かう中国代表団の団長も務める。