ブタ体内でヒトの膵臓作成 東大、年度内にも実験

日本の複数のメディアによると、東京大学の中内啓光・特任教授が28日までに、人工多能性幹細胞(iPS細胞)を利用してブタの体内でヒトの膵臓を作成する研究を実施する方針を明らかにした。学内と国それぞれの委員会による審査で認められた場合、2019年度中にも実験に着手する。
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今回の研究は、将来における移植医療での使用を目的とするもので、ヒトの臓器を持つ動物をつくる実験は国内初となる。

ヒトの臓器を持つブタは、動物の受精卵(胚)にヒトの細胞が混じった「動物性集合胚」からつくる。こうした胚を子宮に戻して動物を誕生させることについては文部科学省が禁止していたものの、3月に指針が改定され、現在は研究が解禁されている。

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