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ドラマの原作「氷と炎の歌」の作者、ジョージ・R・R・マーティン氏は、多くの国の民間伝承に存在する典型的な民話のモチーフを用いた。ワシリエワ氏の指摘では、ドラマではロシアの民話との共通点が見いだせる。例えば、夜の王はスラブ神話で語られる不死身のコシチェイと比較できる。
「こうした登場人物は全て、死と特別な関係を持っている。彼らは混沌の触媒であり、主人公が勝利することで社会の復興が促進される」
ジョンという名前は、ロシア語のイワンに相当する。この登場人物は多く物語に共通する出来事を経験している。つまり、家からの旅立ち、試練、リーダー像の形成だ。
「これら全てを考慮すると、サイクルのフィナーレで鉄の王座に最終的に座る人物が誰か、しっかりとした仮説を立てることができる」
ゲーム・オブ・スローンズからロシア民話のモチーフが見つかる
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