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河野氏は「われわれは中東の状況に深刻な懸念を持っており、日本も緊張の緩和に向けて努力を惜しまない。中東の安定にはイランが引き続き核合意を履行することが必要で、これ以上緊張関係が高まらないよう、自制を求めたい」と述べた。これに対してザリーフ氏は「アメリカが緊張を高めていることは受け入れられない。アメリカへの対抗措置は、核合意の範囲を超えるものではなく、合意の中でみずからの権利を行使するものだ。緊張の高まりを防ぐため、日本と一緒に取り組みたい」と返答している。
イランは15日、同国の核合意に関する一連の義務の履行を正式に停止したと発表した。イランは、米国の核合意離脱から1年を迎えた5月8日、包括的共同行動計画(JCPOA)と呼ばれるイラン核合意の余剰分の濃縮ウランと重水などに関係する一部の義務の履行を停止したと発表していた。
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