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「ベレシート」は2月末、米スペースXのファルコン9ロケットで打ち上げられた。同機はもともと、民間月面着陸機コンペ「Google Lunar XPRIZE」出品用に開発された。
「ベレシート」は4月初旬、安定した月軌道に乗り、着陸準備に向けた一連の操縦を行った。
だが着陸は失敗。最終段階で加速度計に不具合が生じ、その結果メインエンジンが動かなくなり、地球との通信が途絶えた。これは墜落3分前に起きた。
「LRO」が撮影し、今回公開した画像には、「ベレシート」が墜落し爆発した痕跡が見える。同機を開発したイスラエルのSpaceIL社の主任技師、ヨアブ・ランズマン(Yoav Landsman)さんは「私たちは月に悪くない跡を残したようですね!べレシートの墜落地を撮影したLROチームに感謝します」と述べた。