クリミア 外国人移住者の数がますます増加?

クリミアに移住する外国人の数が増加している。2019年3月31日時点のデータによれば、クリミアで住民登録をし、永住権を獲得した外国人の数はEU諸国から238人、米国から21人。欧州からは、リトアニア人とドイツ人、ラトビア人が多くを占めている。クリミア自治共和国内務省が発表した。
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その他、欧州の136人と米国の11人が永住権獲得の前段階である一時的居住権をクリミアで得ている。またクリミアを訪れた外国人の数も、2014年4月1日から2019年4月1日までの期間で合計で欧州から3909人、米国からは244人に達した。

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クリミア自治共和国議会の療養所複合体と観光に関する委員会のアレクセイ・チェルニャク委員長はこの数値について、クリミアがロシアの一部としてすでに認識されたことを物語っていると指摘した。同委員長は、これらの人たちはすべて、「クリミアはロシアであることを完全に認識した上で」永住権の申請書類を提出していると強調した。チェルニャク委員長はクリミアに欧州人と米国人を惹き付ける理由について、生活環境の安全性とビジネスへの投資の将来性と分析している。

クリミア選出のロシア上院(連邦会議)国際問題委員会セルゲイ・ツェコフ委員は、クリミアに移住した米国と欧州の人々の中には、旧ソ連圏から一度外国に移住したUターン者が含まれている可能性があると語った。ツェコフ委員は、こうした人々は一度はソ連圏から外に移住したものの、欧州や米国のモラルの情況が気に入らず、伝統的な文化や精神的な価値観を維持しようとクリミアに移住しているのではないかと考察している。

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