米国、「ノルドストリーム2」に対する制裁を発動する方針

ペリー米エネルギー長官は、訪問先のウクライナの首都キエフで演説し、ロシアのガスを欧州へ供給するパイプライン「ノルドストリーム2」に対して制裁を発動する方針であることを明らかにした。
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米、「隣国に耳を傾ける」よう独に呼びかけ ノルドストリーム2で
ペリー氏によると、米国は「ノルドストリーム2」に対する制限を導入する法案を準備する計画。

同氏は、ロシア産ガスをウクライナを経由せずに輸送することを可能とする「ノルドストリーム2」と「トルコストリーム」の建設に米国は不満を抱いていると繰り返し述べている。

ウクライナのゼレンスキー大統領は20日、米代表団と会談した際、対ロシア制裁の強化を要請した。

ウクライナを経由するロシア産ガスのトランジット契約は、今年末に終了する。

先に欧州委員会のマロシュ・シェフチョビッチ副委員長(エネルギー同盟担当)は、ゼレンスキー氏に、ウクライナ、ロシア、EUの新たな3者間閣僚会合を開催し、2019年以降のガス輸送について協議することを提案した。

ウクライナは、「ノルドストリーム2」と「トルコストリーム」の始動により、ウクライナのガス輸送システムが必要とされなくなることを懸念している。

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