ワインスタイン被告、性的暴行訴訟で和解 4400万ドル支払いへ WSJ紙報道

性的暴行の疑いで起訴されている米映画プロデューサーのハーベイ・ワインスタイン被告と、被害を受けたと訴えている女性ら、同被告が共同設立した映画会社「ワインスタイン・カンパニー」の取締役ら、ニューヨーク州司法当局の4者はこのほど、訴訟の解決と女性らなどへの賠償金支払いのために4400万ドルで和解する仮合意に達した。米ウォールストリート・ジャーナル紙が23日、ワインスタイン被告の複数の弁護士の話として伝えた。
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ワインスタイン・カンパニーの共同設立者の弁護人を務めるアダム・ハリス弁護士の話によると「経済上の合意が達成された」という。この合意ではワインスタイン被告が、被害を訴えている女性や同社の債権者と従業員に対し、賠償金として3千万ドルを申し出ている。残りの1400万ドルについては、取締役らを含むワインスタイン被告の部下らに訴訟費用として支払われる可能性がある。

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ただWSJ紙は、今回の仮合意について、9月に予定されているワインスタイン被告に対する刑事裁判の審理に影響を与えることはないと指摘している。

ワインスタイン監督をめぐるスキャンダルは、2017年10月に勃発した。女優のアンジェリーナ・ジョリーさんやグウィネス・パルトローさん、ユマ・サーマンさんなど約80人の女性がワインスタイン監督から受けたセクハラを告発している。その後、スティーヴン・セガール、ケヴィン・スペイシー、マリリン・マンソンなどを含む、他の一連の文化・政治活動家に対しても、同じような訴訟が起こされている。

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