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ユンケル委員長は「通貨同盟は結婚よりも信頼できるものでなければならない。さもなければ、誰も通貨同盟を信用しないだろう。まさにそれゆえ、ある国をユーロ圏に受け入れる前には、それまでよりも綿密に全ての事柄を検証する必要があるのだ。実のところ、ギリシャは2001年、統計資料の偽造後にユーロ圏加盟国になったのだ」と述べている。
さらに「私は現在まで、以下のことで自分を責め続けている。私は(1989~2009年のルクセンブルク)財務相在任中、国家が提供するデータを独立した欧州統計当局が評価することに反対していたのだ。今では我々はこれを別の方法に替えており、現在はEU統計局がEU加盟各国で全ての事柄を検証できる。欧州は、過ちから学ぶことができるのだ」とつけ加えている。
ギリシャの財政赤字レベルに関する統計データの偽造は、これより後にも新たに発覚。2010~14年の欧州債務危機を誘発した。この危機により、当時ユーロ圏は崩壊寸前にまで追い込まれた。
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