MDMAの有効性が証明 精神疾患の治療はこれで変わるか?

メチレンジオキシメタンフェタミン(MDMA)は、危険な麻薬として1985年に禁止されたが、最近の研究でそれが部分的に修正されている。特に、以前誤って考えられていたように、MDMAは脳に損傷を与えることはないと定められた。研究者たちは、このことが精神疾患の新たな治療方法に道を開くと期待している。
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最近の研究では、MDMAは、患者たちが心的外傷後ストレス障害(PTSD)から回復するのに有効なことが証明されている。MDMAの大規模な臨床実験が成功した場合、2021年にPTSDの治療方法として普及されることが待たれる。その際にまず対象となるのは「ホットスポット」から帰還した退役軍人の障害だ。

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ウェブサイト「バージ(Verge)」は、MDMAは、他の精神的問題の解決に対しても有効だと強調する。特に、この化合物は、成人の自閉症患者、さらに生命を脅かす病気に直面している人々の不安を軽減するという点で、有望視されている。

 一方で副次的な影響が起こる危険性もあり、これには注意が必要だ。MDMAは血圧と心拍数を高めるおそれがあることから、心臓病の患者たちとっては危険になりかねない。

 それでも多くの研究者たちは、MDMAはほんの出発点にすぎず、これからあらゆる精神障害に対して非常に効果的であると同時に、まったく安全な製薬を作り出すことができると確信している。

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