故スタン・リー氏の元マネージャー、逮捕 リー氏に対する虐待容疑

マーベル・コミックの原作者で昨年死去した故スタン・リー氏の元マネージャー、ケヤ・モーガン被告が25日、米アリゾナ州の警察とロサンゼルス市警察・経済犯罪課の刑事らによって逮捕された。モーガン被告は、リー氏に対する高齢者虐待と多額の横領の罪で起訴されている。
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捜査関係の書類によると、モーガン被告は2018年2月、リー氏の事業を支配下に置いたほか、同氏が衰弱し健康問題を抱えていることを利用して同氏を友人や親族から隔離。リー氏をハリウッドヒルズの自宅から、同氏をより厳しく管理できるビバリーヒルズに転居させたという。このことでモーガン被告に対しては、高齢者に対する不法監禁の罪が問われている。

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モーガン被告はさらに、リー氏が2018年5月のサイン会で得た収入26万2千ドル超を横領したとされ、全体では資産500万ドルを横領した罪に問われている。

一方、モーガン被告の弁護士は、同被告がリー氏自身や同氏の資金を個人的利益のために利用しようと試みたことは一度もないと主張している。モーガン被告は近いうちにロサンゼルスへ移送され、当地で裁判を受ける予定。

スタン・リー氏は2018年11月、95歳で死去。スパイダーマンやトニー・スターク、ハルク、ファンタスティック・フォー、X-メンなどを含む、マーベル・コミックで最も人気が高いキャラクターを作り出した人物の一人だった。

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