火星探査車キュリオシティが大きな粘土堆積物を発見 水の痕跡か?

米航空宇宙局(NASA)はサイトで、火星探査車キュリオシティが火星のゲール・クレーターにあるゲール山の斜面で、古代の湖あるいは川の底で形成された、現時点で最も大きな火星の粘土の堆積物を発見したと発表した。
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火星探査車キュリオシティの探査チームのメンバー、スコット・グゼウィッチ氏は「このような粘土の堆積物は、我々がゲール・クレーターを選んだことや、探査車の着陸に関して別の選択肢を拒否した主な理由の一つだ。我々の機材は、その秘密を明らかにするのに理想的だ」と指摘した。

​最近まで、火星にはかつて水が存在した、または現在、水が存在するという確かな痕跡は見つかっていなかった。

火星で噴火した火山の痕跡見つかる
2013年3月、キュリオシティは、粘土堆積物の形で水が存在する痕跡を初めて発見した。

その後、学者たちは、火星には別の粘土の堆積物や、生命に適した淡水があったとの証拠を数多く見つけた。

今日、惑星科学者たちは、現在キュリオシティが活動しいているゲール・クレーターについて、干上がった巨大な湖であり、その湖の堆積物がクレーターとその中央にあるシャープ山を覆っていると考えている。

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