日本が大筋合意断念 日露平和条約交渉

日本政府はロシアとの平和条約交渉で6月の大筋合意を断念した。朝日新聞が1日、政府筋の情報をもとに伝えた。
この記事をSputnikで読む

スプートニク日本

ロシアのラブロフ外相と河野太郎外相は5月31日、領土問題を含む平和条約締結交渉を行った。同氏は南クリル諸島での共同経済活動に関する局長級協議を6月11日に都内で行うことを決めた。また、6月に大阪に開催される主要20カ国・地域(G20)首脳会議に合わせて安倍晋三首相とプーチン大統領との会談前の調整を進めることが確認された。

平和条約交渉の詳細 公表なしで露日は合意 露外相
平和条約の不在が露日関係に長年にわたる影を落とし続けている。日本は1855年に締結された日露和親条約を参照し、クナシル、シコタン、イトゥルプ、ハボマイの引渡し要求を掲げている。

先にラブロフ外相は31日の記者会見で、ロシアのプーチン大統領、日本の安倍首相の会談が予6月29日、大阪で行われる予定であることを明らかにしていた

関連ニュース

ラブロフ外相:我々は自分たちの領土で活動している クリルにおけるロシアの軍事活動について

コメント