ダライ・ラマ トランプ大統領の手法を「正しくない」と指摘

チベット仏教の最高指導者のダライ・ラマ氏は、米国ドナルド・トランプ大統領の手法は、「正しくなく」「嘆かわしい」と強調した。ダライ・ラマのこの声明は、米国のサウジアラビアへの武器売却と、気候変動に関するパリ協定からの離脱に関連して表されたもの。
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ダライ・ラマはロシアのリアノーボスチ通信の独占インタビューに対し、「もちろん、私にはトランプ大統領の行動を批判する権利はない。しかし、どうか考えて欲しい、トランプ大統領がサウジアラビアへ数十億相当の武器を売却したということを。私の見解としては、これは正しいことではない。また大統領は、気候変動に関するパリ協定から脱退した。極めて遺憾なことだ」と語った。

ラマ氏によれば、「今日、世界は危機的な状況」にあり、トランプ大統領は、「プーチン大統領のように、大国を指導し、大きな責務を負っている」

また、ダライ・ラマは、「こうした国のリーダーは、大局的に物事を見る必要がある。長期的な展望で、その国にとって何が有益となるのかを考える必要がある。それが重要だ。トランプ大統領は、短期間で結果を得ることだけを考えてはいけない」と指摘した。

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