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宇野選手は5歳から師事してきた監督らを離れる決意を3日、自らの公式サイトを通じて発表していた。宇野は今後の計画については「具体的に決まっていない」と明かしていない。
宇野の次の監督にロシアの2人の名監督の名が囁かれているのは、オーサー監督には羽生選手が、アルトゥニヤン監督にはチェン選手がそれぞれ師事していることから空きがなく、本気で宇野に技術力をつけることができる監督は世界にはロシアのこの2人しか残っていないという理由が根拠となっている。
エテリ・トゥトベリッゼ監督は宇野の件については現時点ではノーコメントを貫いているが、宇野陣営がトゥトベリッゼ・グループとコンタクトをとった事実はすでに明らかにされている。
宇野がトゥトベリッゼ監督のモスクワか、ミーシン監督のペテルブルクに出現したら、ロシアのフィギュアファンたちはどう反応するだろうか? 羽生のまぶしい光に隠れがちではあるが、ロシア人の中にだって宇野選手の人気だってなかなか高い。
フィギュア界の大御所タチヤナ・タラソワ監督も宇野選手への赤裸々な愛を告白したひとり。タラソワ氏は、宇野は「タイトで素早いステップと様々な動きから出る荒々しい、すさまじいエネルギーを絶妙に組み合わせる力」があると手放しで絶賛し、「もう後戻りできないほどショーマ・ウノにベタ惚れなんです」と語っていた。
また昨秋のグランプリ第4戦NHK杯で宇野の後に滑ったセルゲイ・ボロノフも素晴らしい演技を見せた宇野の後に滑ったことは光栄と語っていた。自分の力を最大限に発揮できた満足感を語り、羽生だけでなく宇野の演技を高く買っている。