米オークランド、幻覚キノコの使用を解禁 米で2都市目、他の植物も対象

米カリフォルニア州オークランドの市議会は4日、幻覚作用があるキノコやサボテン、イボガなどの灌木の使用について、刑事罰の対象から外す決議を可決した。米ワシントン・ポスト紙が伝えた。
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天然の幻覚剤を使用することが米国内で解禁されるのは、コロラド州デンバーに続き2都市目。これらの物質を使用する人に対して逮捕や取り調べを行ったり、何らかの形で告発したりすることは今後できなくなる。

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一方で、オークランドがあるカリフォルニア州の法律では、今回解禁された物質は依然、禁止対象となっている。さらに今回の解禁は、幻覚作用の下での自動車などの運転や、どのような形態であってもこれらの物質を販売することなどについて、刑事責任を免除するものではない。

解禁支持派は、人々には「自然との結びつきを非犯罪化する」ことが不可欠だと主張しているほか、医療目的や宗教的儀式での使用目的でこれらの物質を利用することを提案している。ここでいう宗教的儀式とは主に、米先住民の伝統に関わるもののことである。

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