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パティーニョ元外相によると、そのような可能性が生じた原因は、エクアドルのモレノ現大統領による裏切りだという。
元外相はモレノ大統領について、政治亡命と人権に関する国際規範に違反したとの考えを表明。ある人物が政治亡命者としての地位を得ている場合、同規範は当該人物を相手国に引き渡さないよう定めているという。
元外相は「その(現在アサンジ被告がさらされている)リスクとは、米国に引き渡されるというリスクだ」と指摘。
さらに元外相は、米国がモレノ大統領に対し「大統領自身にとって穏やかな将来」を提案したのだと付け加えた上で「彼(モレノ大統領)が将来、エクアドルにとどまることはできないと私は考えている。米国が彼とその家族を受け入れるだろう。なぜなら、2年足らずの間にエクアドル国民による彼への信頼の水準が15%未満にまで下落しているからだ」と述べた。